中年の危機の自覚
仕事…これは僕にとって永遠の課題なのかもしれません。
なかなか社会のレールに乗れなかった時期、普通に毎日出社できている人がうらやましくて仕方がなかったです。(理由はいろいろあるのですが別の回で書こうと思います。)
何をやっても人並みにできなくて、20代のほとんどは精神的に荒れた時期を過ごしていました。
そんな中、今の仕事に出会って、初めて社会の中で上司やお客様に褒められたり認めてもらうことができました。
それは自分にとって革命的で『何とか辞めさせられないように…』という低い志の自分が大きく変われた出来事でした。
そこからはとにかく必死で働いて、新しい店ができる度に何度も転勤しました。
こうしてこの約15年、自分の時間と労力の多くを何の疑問も持たずに会社に捧げてきました。
…でもその結果は、ちょっと思っていたのとは違いました。
もちろん社会情勢もあるし、成果主義になじまない仕事を引き受けたことも理由かもしれないです。
どんどん悪化する待遇は僕に冷静になるきっかけを与えてくれました。
そして自分がほぼ燃え尽きていたことに気が付いてしまいました。
もちろんそこで転職を考えましたが、転職市場での自分の切り札のなさに絶望してしまいました。
兄に相談しても『もし転職したって、今の不満は同じ業界(小売)にいる限り変わらないと思う。よく考えた方がいい。』と言われ
すごくもっともな話で、正しすぎるからこそ、かえってすごく腹が立ったのを何回も思い出します。
自分に何ができるの
会社と社員の関係にも『春夏秋冬』はあると思います。
もし、私があと10歳若ければ、もう一度四季がめぐる可能性に賭けても良かったと思います。
でも僕は43歳です。その可能性は限りなく低いことは明らかです。
だから、自分が方向転換するためには、今の会社を続けるにしても辞めるにしても、複数の収入源を持つことが重要だと気が付きました。
YouTubeで副業について調べてみるといろいろある中で、Blog運営が気になりました。観ているうちに昔書いていた日記を思い出してBlogを書いてみようと思いました。
三つ子(?)の魂百まで
いわゆる男の子らしくないところを除けばとくに目立たない子だった自分が、初めて学校の先生にはっきりとほめられたのは作文(日記)でした。
4年生の頃の週末の宿題は日記でした。とにかくはなまるが欲しくて、身の回りの出来事やその時どんなことを考えたかを観察しては毎週日記をしたためていました。
まさに褒められて伸びる子でした。それが今の僕の根っこを作っています。
その得意だという気持ちを、初めて自由に解放したのが20代の後半に所有していた黒歴史のようなHPの中での日記でした。(もう検索しても出てきません)
それがmixiになって、一瞬アメブロもやって、そんな感じで5年くらいはほぼ毎日なにかしらを書いていました。
その頃は本当に楽しくて、毎日今日は何を書こうかネタを考えていました。当時の日記は自分の作品の披露の場であり、まだ見ぬ読者さんとの交流の場でもありました。
今だと「こんなのダサいかな?」「なんかバカっぽいな」とか考えてとても出せないような内容も平気でどんどん公開してました。
今考えると怖いもの知らずです。でも、だからうまくいったのかもしれません。
ビギナーズラックはあった
当時は交流する相手がコミュニティー内でどのくらいのパワー(フォロワーみたいなもの)を持っているかなんて全然気にしないで、共感すればコメントをしたり、自分からコンタクトを取って会ったりしていました。
今まで、いつも周りの目を気にしてできないことが多かった自分が、ネットの中では自由に振舞えることが楽しかったのと、過去を知らない人ととのほうがイチから関係を作っていけて気楽だったのです。
そんな中で、短期間で燃え尽きてしまうような、ちょっと熱すぎな友情をはぐくむこともありました。
燃え尽きた友情というのは僕にとっては決して悪い意味だけではありません。
今まで、誰にも本音を主張することができなくて、いつも関係の終わりは自分からフェードアウトしていたからです。
だから、些細なことでもちゃんと対立して、その結果離れるならばそれはその友情の役目が終わったということなのです。
反対にそこまで熱くなくとも、長い間、節目ごとに支えあえる友情もあります。
もちろん恋愛だって、短期のもの・長期のものそれぞれに思い出があって今の自分を支えてくれています。
みんな『日記を公開する』という事が原点だった
日記を公開するからこそ1回だけでは伝わらないことが伝わったり、たくさんの面がある人間のどれか1つでも共感できたら親近感を持つことができたりするんだと思います。
ここ数年そんな日記を(SNS投稿を含めて)書けなくなった理由はいろいろあるのですが、主なことは以下の3点に集約されると思います。
- 以前ほど自分のことを誰かに知ってもらいたいという気持ちがなくなったこと。
- (今は大丈夫ですが過去に)交際相手とケンカの原因になったこと。
- 勤め先への身バレの心配がでてきたこと。(始めた当時は無職でした)
今も書いていて正直どうしたらいいか分からないと思っています。
ここまでも何回かブログを書いてはいるものの、なかなか継続的に書いていけるような導入部が作れていなくて、毎回書くのにすごく時間がかかっています。
でもここで先延ばしにすると、今よりもっとエネルギーが必要で、うまくいく可能性もさらに低くなるはずです。
LGBTとして生きる決心をした僕の『第二の誕生』ととらえて、今まで続けているSNSとは少し距離を置いて、このBlogは独立して運営していきたいと思います。
このブログの抱負
- 見に来てくださる方(特にLGBTとその周りにいる人)のメリットになる情報や体験を発信したい。
- その中で悩んでいる人に『ひとりぼっちじゃない』という安心感を与えられるような発信をしたい。
- 世間的には独身、ロストジェネレーション世代で、日本の平均よりちょっと少ないお給料で生活する僕の『日々のあがき』を発信することで『笑い』や『話題』を提供し、LGBTに限らず同じ世代の人の新しい挑戦のきっかけを作りたい。
こんな感じで精進していきたいと思います。
ぜひおつきあいください!!
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