一卵性の双子の男の子として生まれ、兄弟で同じように育てられたはずなのに、幼稚園に入るころにはふたりが描く絵には違いがでてきました。兄はカブトムシや車、僕はいろんな洋服を着た女の子。
『また女の子の絵をかいてる』そういわれるのが嫌で、『お母さんの絵』とか言って噓をつき、明らかにお母さんが着ないような洋服を着せて、隣に適当な男を描いて、『これはお父さん』とか言ってました。今思い出してみてちょっと怖いけど、そこまでしていろんな洋服の女の子を描きたかったようです。
そのころ兄に『モンティまた女の絵。(笑笑)』みたいに言われて喧嘩をしたことを覚えています。小学生になるころには周りの男の子が誰も女の子の絵なんて描いてないことに気が付いて、、棒人間に吹き出しをつけて空想のお話で漫画を描いたりしていましたが、それもつまらなくなって絵を描くこと自体をやめました。
当時の性自認はほぼ女性だったとおもいます。ただ、男の子の格好が嫌だったわけではないし、ただちょっと女の子がうらやましかったというくらいです。乱暴な男の子のグループにはなじめず、女の子や優しい男の子と遊んでいた記憶があります。そして、基本床で足を崩すときはお姉さん座りでしたw
シルバニアファミリーが欲しかったけど、それを言ったら『女っぽい』って笑われそうで我慢していました。周りの男の子の興味があるものにほとんど興味を持てなくて、年々学校で一緒に遊べる友達が減っていきました。
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