メンタルの問題の克服にはやはり『ルーティーン』
僕は物事を考えすぎたり、周りの人の目を気にしすぎたりする面があります。
そのため、マルチタスクに仕事をこなしたり、人に見られながら仕事をするのがあまり得意ではありません。働き始めたころはレジをするだけで背中を汗が伝うようなこともよくありました。
五郎丸選手やイチロー選手などのルーティーンは有名ですが、当時の僕は『そんなのやったくらいでうまくいけば世話はないわ! ××〇▲▲◆#●・・・!!』と冷ややかな印象を持っていたのですが、よく考えてみると自分もやっていました。笑。
それは『心を静めて』という一言です。
『さ、心を静めて。いくよ!』
緊張で自信がない時も、予想外の出来事でパニックに陥った時も、無茶な要求に腹を立てた時も・・・ほとんどの時はひとしきり文句を言ったり騒いだあとで、
『さ、心を静めて。いくよ!』と取り組み始めると、不思議と集中できたり、ダメはダメなりに何とかできたりします。
そして『ダメでもダメなりに何とかしてみる』というのが僕のモットーなのかもしれないと気が付きました。
やってみたいと思ったことを最初から諦めたり、諦めっぱなしはやっぱり嫌で、一度諦めたとしても、ちょっとでもかかわりを持てるチャンスがないか少し離れたところからいつも見ています。
僕のいちばん大きな『ダメでもダメなりに何とかした』体験
僕の今のアパレル販売の仕事は、完全に憧れから入っています。でも内向的でセンスも微妙な自分にできるとは思えなくて新卒の時は諦めました。
思いを残したまま就職したけれど、思うように社会になじめなくて挫折したときに考えました。
『自分が何やったとしても大したことないんだから、とりあえずやってみたいと思ったことをやってみよう』
こうして、生真面目で内向的なコンプレックスに立ち向かうようにアルバイトとして働き始めました。その時すでに27歳になっていました。でも、実際やってみると、地味で内向的なコンプレックスが案外役に立つことが分かりました。
あまり踏み込まれたくない方や、気恥ずかしいとか、居心地が悪そうにしている方に気づくことができて、お客様に好意的に受け入れていただけることが多かったです。
生真面目な部分も事務作業で同僚と差別化することができ、職位が上がるほど必要になりました。
否が応でも、お客様やスタッフなど、多くの人に接するので対人の緊張感はほとんどなくなって、ファッション感度もそれなりに鍛えられました。
こうしてダメでもダメなりに取り組んだ結果、僕にとって大きかったコンプレックスは一旦克服できたと感じています。
この体験をもって今度はどこへ行くのか
今僕は少しずつですが転職活動をしています。
年々厳しくなる待遇に不満がないと言ったらそれはウソです。でもそれ以上に自分の原始的なコンプレックスを乗り越えた先に、ずっとこのままいることが物足りなく思えてきたのです。
これからは、転職のことも少しずつ書いていきたいと思います。
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