結論:差し出された手を見逃さずに掴もう そうすれば将来恩返しをすることができるかもしれない
昔の日記を見つけてしまった
今日は転職の履歴書や職務経歴書を書くために過去の記憶を手繰っていたら、過去の日記(しかもホームページを持つ前の手書きのやつ!)の存在を思い出して、棚の奥から引っ張り出してみました。
そこのいちばん最初のページに書いていた言葉を見た時、少し蒸し暑かったアパートのロフトの空気や書いたとき記憶が一気によみがえってきてゾクゾクっとしました。
2003年5月25日日曜日。僕がまだ24歳だった頃の日記です。当時は毎日続けるような決心はなくて『メモをつける』と言っていました。精神的に不安になると出てくる癖の強い文字で書かれた
『流されても振り返ることができるようにこのメモをつけよう』という言葉。船の碇みたいですよね。当時、いいこと言えたような気がして異様にテンションが上がったことを覚えています。笑
次のページからはほとんど毎日、不安なのに何もできない。問題ないはずなのに自信が持てない。周りと自分を比べて勝手にどんどん落ち込んでいく姿が克明に記されていました。
当時どんな仕事をしていたか知りたくて開いた日記なのに、そんなことはほとんど書いておらず、仕事の締め切りに間に合わなそうだとか、寝る前にその日のミスに気が付いて不安で眠れないとかそんなことばかりで全く参考になりませんでした。苦笑
「大丈夫だから」って昔の自分を抱きしめてあげたい
でも、こうしてみると当時のダメな自分も一生懸命だったし、周りの先輩方も辛抱強く待ってくださっていたんだなと感じました。
だんだん不眠がちになり、仕事中の居眠りが多くなり、それでさらに自信を失って殻に閉じこもって・・・という流れも、気持ちはよくわかるし、あの時先輩にどうして相談できなかったのだろうと悔やむ気持ちでいっぱいになりました。
あの時の僕には仕事だけじゃなくてセクシャリティの葛藤がありました。悩みを話すときにそのことをこぼしてしまうのではないかととても怖かったのです。だから先輩が何回も(比喩的に)ロープや浮き輪を投げてくれたのにそれに掴まることができなくてそのまま流されてしまいました。
その先輩は、大きな仕事が片付いたときに二人だけで食事に連れて行ってくれたり、不安で出勤できなくなったときに家まで様子を見に来てくれたり、逃げるように退職することになった時も最後日に荷物の整理を手伝ってくれたり・・・。
今振り返ってみると先輩はきっと僕と同じセクシャリティだったのではないかと思います。見た目はもちろん、通っていた新宿のジムの話や、「結婚はしない」と言っていたこと、趣味や住んでいたところなどいろんな特徴が『いわゆるこちらの人』でした。それなのに気が付かずにスルーしてしまった当時の僕がどれだけ無知で愚鈍だったかがわかります。
何年たっても悩みは同じ
今日、この日記を読んだとき、今までよりももっと鮮明な印象を伴って後悔してしまったけれど、これから転職をしようとしているタイミングで、特に重要なことを思い出すきっかけになりました。
それにしても、いろいろ勉強やら自己啓発やら取り組んで挫折していたのは当時も今も変わっていないようです。そんなことも日記を読むまですっかり忘れていました。どうやら社労士やシスアドのテキストを買って、数ページ取り組むところまではしていたようです。全く覚えていませんが・・・笑
今日の日記を懐かしく読む日がきっと来るのでしょうね・・・。
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